国際サッカー連盟(FIFA)は10日、W杯の出場国数を2026年大会から48ヶ国へ増やすことを正式に決定した。目前、国際サッカー連盟(FIFA)もう各連盟の予選の出場枠の情報を正式に公開しました。その中、アジアから8ヶ国、ヨーロッパから16ヶ国、南米6ヶ国、アフリカから9ヶ国、北中米カリブ海から6ヶ国、オセアニアから1ヶ国、残りの二つの国はW杯の開催国と開催国の所属大州のサッカー代表である。
大会全体の試合数が増えることで放映権料や入場料などによる大幅な増収が見込めるなどのポジティブな面が強調される一方、ネガティブな予測もなされている。
特に懸念されているのが大会自体のクオリティ低下だ。出場するチーム数が増えれば、これまでW杯を夢見るだけだった国がチャンスを掴めるが、試合の質に影響が出ることは避けられない。
W杯の出場国が48になったとき、各大陸に割り当てられる出場枠がどうなるかというのは各国のメディアがこぞって予想している。そこで今回はブラジル『グローボエスポルチ』の予想と現在のFIFAランキングを元に、2026年大会の出場国をシミュレーションした。
すると見えてくるのはこれまで以上に顕著な大陸間格差だ。アジアの最上位は29位のイランだが、ヨーロッパで最も順位が低いスロバキア(25位)や、南米最下位のエクアドル(20位)にも及ばない。
長期的な視点に立てばW杯に出場することで“サッカー後進国”が夢を見ることができ、強化の促進につながるかもしれない。しかし、ヨーロッパや南米の国々も進化を続けており、差が縮まっていくかは不透明だ。